前回に引き続きUEを勉強中ですが、購入した書籍がよかったのでレビュー記事を書きました。
"リズちゃんが表紙のUnreal Engine入門書"、略して"リズ本"!!
UEを始めるなら、これは買うしかないと思っていました。
※書籍版とKindle版があります
「リズちゃん? 誰?」という方はこちら
弊ブログでも度々登場しているクエリちゃんの妹です。
オススメする理由
クエリちゃん推しだからだけではないよ。本当だよ。
著者が専門学校の先生
著者の荒川さんは普段からゲーム開発を教えている方だそうで、説明が非常にわかりやすいです。
UEだけではなく、Unityの入門書も執筆されていますね。
画面キャプチャが多い
フルカラーになっており、画面キャプチャによる解説が多いです。
紙面の半分が画面キャプチャと言っても過言ではないです。
UEがブループリントで開発できる点もキャプチャでの説明に合っていて、コード(スクリプト)例などは全然出てこないですし、迷ったらキャプチャの通りに操作すればいいです。
開発に必要な要素が詰まっている
UEの操作方法に始まり、ブループリント、アニメーション、コリジョン、ナビメッシュ、UI作成、パッケージ化まで、初めてアプリを作るのに最低限必要な要素をしっかり押さえている感じです。
Webサイトで情報が更新されている
バージョン対応、正誤表、追加情報などが著者の運営するサイトで公開されています。
サンプルプロジェクトの完成品やモデルデータもここからダウンロードできます。
また、書籍には収録されていなかった音関連(BGM、ボイス、SE)の情報も公開されています。
最新のバージョンには追従されていないこともありますが、そこは自分で検索して調べれば十分対応できました。例えば、被破壊性メッシュの作成が見当たらないケースでは"被破壊性メッシュ ue4"で検索できます。
非破壊性メッシュの作成について - UE4 AnswerHub
リズちゃん!
クエリちゃんではなくリズちゃんを表紙に起用したあたりにセンスを感じます。
なお、書籍内で開発するサンプルアプリの主役もリズちゃんです。
実際、動いてるリズちゃんは、なかなか可愛い。
リズかわ pic.twitter.com/qrvTYEghM2
— jyuko (@jyuko49) 2018年7月8日
クエリちゃんモデルは、ちょっぴりセクシーな感じに仕上がっております。
UEクエリちゃん、ちょっとセクシー過ぎませんかね? pic.twitter.com/bsYTO9qfeK
— jyuko (@jyuko49) 2018年7月8日
というか、UnityではSDクエリちゃんを使っていたので、セクシーさの概念はなかった。
感想
Unreal Engineの第一印象として、Unityよりもビューが豊富で機能も多そうなので、慣れるまで時間がかかりそうかなと思っていました。
でも、この本を読みながらUEの機能を色々さわっていると、なんとなくできた気分になってきます。
これって実は大事なことで、最初の一歩で躓くと、そこでもう諦めてしまうケースって多いと思うんですね。
初心者は情報量が多いと逆に混乱しますし、苦手意識が払拭されるだけで入門書としての役割は果たしていると思うので、対象読者とコンセプトがはっきりした良書という感じがしました。