(ブログでは)お久しぶりです。jyukoです。
技術書典7が終わってブログもバリバリ再開するつもりでしたが、色々あって昨年はほとんど更新できず・・・。 その間に何があったかと言うと、初めての転職をして、新潟市に引っ越しました!!
私の人生的には割と大きめのイベントなので、退職エントリという訳ではありませんが、経緯(いきさつ)とか書きます。
今までの私を知らない方々には名刺がわりにもなると思うし。
転職のきっかけ
入社〜新人時代
前職(なんとなく企業名は伏せます)には新卒で入社して、Web系の開発を11年間やってました。
ただ、ずっと同じことをやっていたかと言えばそうでもなくて、モバイル向けサービスの担当だったので、「フィーチャフォン(いわゆるガラケー)→スマートフォン→PC・タブレット(レスポンシブデザイン)→クラウド移行」とサービスを取り巻く環境の変化が激しく、古(いにしえ)の技術から比較的モダンな技術まで様々な経験ができました。
フロントエンド開発もサーバサイドのAPI開発もやりましたし、案件によっては他社のシステムと連携させたり、インフラエンジニア的な動きをしたり、プロジェクトリーダーをやったりと色々な役割も担当しました。
入社から5年くらい経って、Webエンジニアとしての守備範囲はだいぶ広くなったかなぁと思いつつ、このままだとフルスタックエンジニアという名のオールラウンダー(中途半端な何でも屋)になってしまうのでは?と危機感を抱き始めます。ちょうど30歳手前で将来のキャリアパスを考える頃ですかね。
なお、この時点では、AR/VRの知識はほぼゼロです。
準備期間
転職どうこうの前に35歳限界説を突破しないと困るので、エンジニアとして武器になる技術や知識が欲しいなと思いました。意識したのは、今すぐ必要な技術ではなく、その先のスタンダードとして5年後、10年後でも通用する技術です。
例えば、クラウド(AWS)は当時でもスタンダードになりつつあったので、仕事の中で実戦で学べる機会がいくらでもあるだろうと。逆に言うと、今後の必須スキルではあっても武器としては弱いんじゃないかと。
Webのエンジニアなので、10年後のWebってどんな感じだろう?とか考え始めて、GAFAの動向をチェックしたりして、グラス型のウェアラブルデバイス(Googleグラスとか当時もあった)、3Dレンダリング(iOS SafariがWebGLサポート)、そしてAR/VRに行き着きました。
今のWebがPC・スマホの画面の中の「2D」が主流だとして、今後は「3D」のコンテンツが増えるだろうし、さらにデバイスが「ウェアラブル」になれば、UI/UXが「AR」や「VR」になるのは必然だと思っています。
当時イメージしたのは電脳コイルや東のエデンの世界観で、今だったらオーディナル・スケールの冒頭に出てくる世界が数年後に実現したい未来です。
そこから必要になりそうな技術を模索・学習していき、WebGL、three.js、A-Frame、Daydream、Google Tango、Unity、ARKit、ARCore、WebAR、AR Foundationなどの勉強を独学で始めて今に至ります。
Twitter・ブログ・技術書典での発信も始めて、QiitaにTangoの記事上げてた人、ARブログの人という希少性からAR感度の高い方々と知り合いになれました。
また、想定した通り、本業ではAWSを中心にしたクラウド利用の案件が増え、知見をプラスしていって、AR方面に特化したWebエンジニア(WebができるXRエンジニア)みたいなスキルセットになっております。XRはAR強め。
そんなこんなで活動を続けていきながら漠然と、XRが成長期に入ったら職場(環境)を変えた方がいいんだろうなと思ってました。
前職への不満も無くはないけれど、それよりかはスピード感のある環境で未来に向かって新しいチャレンジがしたい気持ちの方が大きかったです。
・・・ということにしといてください(^ー^;)
Gugenka®︎との遭遇
きっかけは忘れもしない添い寝レムです。
アニメは好きだし、2017年当時にはAR/VRの勉強を始めていて市場の動向もウォッチしてたので、自然とアプリリリースのニュースが目に入り、ビビっと来ました。
「レム可愛い」
「このスピード感でスマホVR?」
「レム可愛い」
「どこの会社だろ? 新潟? マジか!?」※jyukoは新潟県出身
「レム可愛い」
「レム可愛い」
「アニメ」 x 「AR/VR」 x 「新潟」とこんなに自分にぴったりの環境が他にあろうか、いやない!と思って、転職活動を本格的に始める前から密かに注視してました。
その後の展開は予想以上で、様々なアニメとコラボしながら、HoloModelsのリリースに東雲めぐちゃんを始めとするVTuberのプロデュース、各種VRデバイスやGatebox対応など、外から見ていてもスピード感がヤバい。事業拡大だけでなく、スマホVR、ARKit、ブロックチェーンなど最新技術の導入も早いなと思っていました。
BtoBだけではなくBtoCに積極的に取り組んでいる点も自分の志向と合っていて、実際に探してみるとXR企業では意外と少ないと思います。
いよいよ転職を決意したときには勤務先が新潟でもいいかなと思ったので、真っ先に応募したのがGugenka®︎(株式会社シーエスレポーターズ)でした。
転職活動
AR/VRの開発をやっている企業などの条件が限定的だったのでエージェントの類は一切使いませんでした。
巷で噂のTwitter転職もやってみようか迷ったものの、やりたいことが明確だったし、Gugenka®︎から結果もらうまでは封印。結局必要なかったです。
正直、Unityの経験や年齢を考えるとXR系への転職は厳しいかもなぁ・・・と思っていたのですが、Web開発の経験値が活かせそうというのと、応募したタイミングもよかったのか、すんなり採用が決まってラッキーでした。こういう縁は大事にしたい。
選考過程では、@kiradragonp、@kamaniiとエンジニア面談させてもらって、とても雰囲気がよかったし、すごく仕事しやすそうな印象を受けました。
実際に入ってみてもコミュニケーションは活発で、年齢関係なくフラットに話せるし、その点は心配しなくて済みそうです。
引っ越し
年末年始と重なってかなりバタバタでしたが、ようやく落ち着きました。
ライフラインの解約・契約とか、各種住所変更とか、手続き系が多くてめんどい。
新しいアパートはオフィスの近くで、徒歩圏内にショッピングセンターやスーパーもあるので快適です。
家賃の相場が関東よりも低く、今まで住んでいたマンションよりも安い家賃で部屋がかなり広くなりました。部屋が広いとARもVRもやりやすい。
何より通勤で満員電車に乗らなくていいのが最高です。余計なストレスがないし、行き帰りの2時間分を仕事でもプライベートでも有効活用できそう。
唯一の難点はめっちゃ寒いことですが、技術(ユニクロのヒートテック)の力で解決できます。
これから
Gugenka®︎での活動
加入してまだ1週間しか経っていませんが、開発のスピード感とコミュニケーションの円滑さは入社前から感じていた通り(それ以上かも・・・)です。
すごいメンバーがたくさんいるので日々刺激を受けつつ、WebやARだけじゃなくてVRもモデリングもデザインも伸ばせるところは全部伸ばしていきたいお気持ち。
それでいてまだまだ若いチームで伸びしろもたくさん感じています。現状でもつよつよなのに、これから先も物凄いスピードで成長していく予感があるので、どうなっちゃうんでしょうね? 非常に楽しみ。
自分としては前職を経験している分、Web系やチーム開発での知見を活かしつつ、事業のスピード感を損なわずにさらに加速できるよう、チームの成長に貢献できたらなと思っています。
もちろん、プロフに書いた通り「リアルとバーチャルが融合した世界」の実現にも近づけていきたいです。
個人の活動
Twitterとブログは適当に続けていきます。Twitterは兼用に近いですがブログはあくまで個人の活動記録として続けようと思うので、ブログに書いた内容=Gugenka®︎でやってることには決してならないです。守秘義務もあるしね。
技術書典への出展は考え中ですが、せっかく始めたので年1回以上はサークル参加したいかなと思っています。技術書典8は出展します(新刊の進捗はダメです)
勉強会とかミートアップへの参加は流石に難しいですが、配信あればチェックします。あとは、推しのライブやイベントと日程が上手く合えば参加します。
せっかくなので、新潟市内のミートアップイベントには積極的に参加したいです。
さいごに
ようやく助走を終えてスタートラインに立ったところと言いますか、これからさらに加速していくつもりなので、今後ともよろしくお願いします。