じゅころぐAR

ARのブログ

フィギュアや自撮りでARの開発効率を上げる

ARKit3で実装されたHuman Body TrackingやPeople Occlusionは人を検知して動作するため、一人で実機テストを行うのはなかなか面倒です。

ただ、工夫すれば多少は開発効率がよくなるので、私が実際に試した方法を共有します。

フィギュア、動画、イラストでがんばる

止まった状態であればスケールフィギュアが使えます。また、決められた動きのデバッグであれば、ディスプレイに映した動画をスマートフォンのカメラで映すことでテストできます。

さらには、マンガやイラストでも人の検知は可能です。
ポイントは頭身がリアルに近いこと両手・両足が見えていること(顔はあまり重要ではない)です。

個人的には、figmaなどの関節可動式のフィギュアが机の上に1個あるとポーズを変えられるので良いんじゃないかと。煮詰まったらフィギュアで遅べて一石二鳥です。

自撮りシステムを構築する

複雑な動きをテストする場合はカメラの前で自由に動きたいので、簡易の自撮りシステムを作りました。

特に難しいことはなく、自撮りがしやすいようにiPhoneを三脚で固定した上で、画面をMacにミラーリングしています。

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構成図

三脚とスマホを固定するホルダーはそれぞれ購入して組み合わせました。安いものなら500-600円で買えるので1,200円くらいで構築できます。

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Digio 2 ミニ三脚 スクエア3 ブラック DCA-107BK

Digio 2 ミニ三脚 スクエア3 ブラック DCA-107BK

  • 発売日: 2015/01/27
  • メディア: Camera

iPhone <-> Macbook間の画面ミラーリングはフリーソフトを使っています。

今回試したのは、ApowerMirrorです。
ApowerMirror-スマホをリアルタイムにミラーリング/制御する

無料のアカウント登録で録画もできて便利なのですが、無料版・個人版は商用利用がNGなので注意が必要です。もし業務で使いたい場合には法人版もあるみたいです。
なお、長時間ミラーリングを続けているとラグが大きくなるため、定期的にミラーリングを停止して再接続すると直ります。

まとめ

孤独に負けずにAR開発していこうな!!