ARKit3で実装されたHuman Body TrackingやPeople Occlusionは人を検知して動作するため、一人で実機テストを行うのはなかなか面倒です。
ただ、工夫すれば多少は開発効率がよくなるので、私が実際に試した方法を共有します。
フィギュア、動画、イラストでがんばる
止まった状態であればスケールフィギュアが使えます。また、決められた動きのデバッグであれば、ディスプレイに映した動画をスマートフォンのカメラで映すことでテストできます。
ARKitの開発効率を上げるテク
— jyuko🐼 (@jyuko49) 2020年1月12日
・フィギュアを机に置いて開発する
・エディタにJustDoItExtensionをinstallする pic.twitter.com/X2Nbx62GoK
さらには、マンガやイラストでも人の検知は可能です。
ポイントは頭身がリアルに近いことと両手・両足が見えていること(顔はあまり重要ではない)です。
Body Tracking pic.twitter.com/bJS6s4jVpF
— jyuko🐼 (@jyuko49) 2019年10月1日
個人的には、figmaなどの関節可動式のフィギュアが机の上に1個あるとポーズを変えられるので良いんじゃないかと。煮詰まったらフィギュアで遅べて一石二鳥です。
figma この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説 ダクネス ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
- 発売日: 2020/04/24
- メディア: 付属品
自撮りシステムを構築する
複雑な動きをテストする場合はカメラの前で自由に動きたいので、簡易の自撮りシステムを作りました。
自撮りシステム完成🎉
— jyuko🐼 (@jyuko49) 2020年1月13日
ARKit3の開発が捗る💪😉💪 pic.twitter.com/HeKraSBnyo
特に難しいことはなく、自撮りがしやすいようにiPhoneを三脚で固定した上で、画面をMacにミラーリングしています。
三脚とスマホを固定するホルダーはそれぞれ購入して組み合わせました。安いものなら500-600円で買えるので1,200円くらいで構築できます。
HAKUBA スマートフォン用三脚アダプター モバイルホルダー ブラック H-MH-BK
- 発売日: 2017/01/10
- メディア: Camera
Digio 2 ミニ三脚 スクエア3 ブラック DCA-107BK
- 発売日: 2015/01/27
- メディア: Camera
iPhone <-> Macbook間の画面ミラーリングはフリーソフトを使っています。
今回試したのは、ApowerMirrorです。
ApowerMirror-スマホをリアルタイムにミラーリング/制御する
無料のアカウント登録で録画もできて便利なのですが、無料版・個人版は商用利用がNGなので注意が必要です。もし業務で使いたい場合には法人版もあるみたいです。
なお、長時間ミラーリングを続けているとラグが大きくなるため、定期的にミラーリングを停止して再接続すると直ります。
まとめ
孤独に負けずにAR開発していこうな!!